
運命を交換した二人
| 言語 | 日本語 |
|---|---|
| 試し読み | 第1〜3話(当サイト) |
| 掲載日 | |
| 読み方 | 横書き・縦書きを切り替え可 |
『運命を交換した二人』は日本語の小説です。当サイトで第1〜3話を試し読みできます。
冒頭試し読み第1話より・約501字
息子が生まれたとき、腕に小さな丸いあざがあった。
それは私だけが知っていることだ。
しかし、私が病室で目を覚ましたとき、そのあざはもう消えていた。
ずっと、自分が見間違えたのかと思っていた。
しかし、百日祝いのとき、同じ日に生まれた義弟の子どもを見て、一瞬で気づいた。
その丸いあざが目の前に現れたのだ。
でも、私はそれを指摘しなかった。息子が18歳になった入学祝のパーティーで、義弟が突然こう言った。
「実は、あの時取り違えた。君の優秀な息子は君のではなく、うちの子だ」
私はただ笑いながら、両親の席を彼らに譲った。
夫は少し不満げに言った。「またそんなに持って行って、うちには置き場所がないだろ」
「お兄さん、この豚肉、本当に美味しいから大輔にたくさん食べさせてあげて。成長期だから、しっかり栄養を摂らないとね」
「見てみろよ、あいつ、こんなに太っちゃって」
「男の子はちょっと太った方が元気が出るのよ。体がしっかりしていれば、風邪も引きにくいし」
私は笑ってその様子を見ていた。義弟は本当に自分の息子に良いものを与えたいと思っているんだなとわかる。
すぐに夫に言った。「新鮮なうちに、早く息子に照焼き肉でも作ってあげなきゃ」
※作品紹介ではなく、第1話の書き出しをそのまま掲載しています。第1話の続きを読む
目次試し読み3話
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