
汚れた愛の断捨離
| 言語 | 日本語 |
|---|---|
| 試し読み | 第1〜3話(当サイト) |
| 掲載日 | |
| 読み方 | 横書き・縦書きを切り替え可 |
『汚れた愛の断捨離』は日本語の小説です。当サイトで第1〜3話を試し読みできます。
冒頭試し読み第1話より・約520字
写真館でウェディング写真を撮るため、夫の名前を伝えた。
スタッフは笑顔で親切にアルバムを二冊差し出してくれた。
不思議に思いながら一冊を開くと、そこには藤堂凌雅の凛々しい姿が映っていた。
一つ目の写真集では、私が花嫁だった。しかし、彼の表情は冷たくて、明らかに面倒くさそうだった。
そして、もう一つの写真集――花嫁は白石美玲。
凌雅は彼女の隣で、信じられないくらい柔らかく微笑んでいた。
スタッフも驚いた様子で、何度も頭を下げて謝ってきた。
私は気丈に笑いながら答えた。
「大丈夫です。ちょうどいいので、二冊とも持って帰ります。夫がまた来る手間が省けますから」
車に乗り、スマホを開くと、タイミングよく美玲が投稿したばかりのSNSが目に飛び込んできた。
【凌雅さんが「美玲がウェディングドレスを着ると世界一きれいだよ」って言ってくれた♡ 本当に幸せ~♪】
写真には、凌雅が片膝をつき、彼女にハイヒールを履かせている様子が映っていた。
その瞬間、私は全てがどうでもよくなった。
彼らがそんなに愛し合っているのなら、私は身を引こう。
私の足が不自由になったせいで、私たちの結婚式は簡素なものになった。
婚姻届を出し、親しい友人を数人だけ呼んで食事会を開いた。それだけだった。
※作品紹介ではなく、第1話の書き出しをそのまま掲載しています。第1話の続きを読む
目次試し読み3話
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