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死んでも、母に恩知らずと罵られた

言語日本語
試し読み第1〜3話(当サイト)
掲載日
読み方横書き・縦書きを切り替え可

『死んでも、母に恩知らずと罵られた』は日本語の小説です。当サイトで第1〜3話を試し読みできます。

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冒頭試し読み第1話より・約395字

僕が死んだその日は、母である神原雅子(かんばら まさこ)の誕生日だ。

雅子は珍しく、僕のために大きなケーキを残してくれていた。

僕はよだれを垂らしそうになりながら、そのケーキの前を漂って匂いを嗅いだ。

だが次の瞬間、そのケーキは弟である神原悠斗(かんばら はると)の前に差し出された。

「悠斗、早く食べなさい。春森(はるもり)って、やっぱり運が悪いわね!」

そう言い終えると、雅子は横で撮影している父である神原直彦(かんばら なおひこ)の方を見た。

「ちゃんと撮れた?あの恩知らずが帰ってきたら、しっかり見せてあげなきゃ。またえこひいきだなんて言わせないからね!

しかも、よくも家出なんか真似したね!

やっぱり、甘やかしちゃダメよ!本当に根性があるなら、一生帰ってこなければいいんだから!」

雅子は冷笑しながら机を叩いて、僕を罵った。

だが、ケーキを抱える悠斗の顔が恐怖で引きつっていることには気づかなかった。

※作品紹介ではなく、第1話の書き出しをそのまま掲載しています。第1話の続きを読む

目次試し読み3話

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