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この心を焼き尽くして、愛は灰になった

言語日本語
試し読み第1〜3話(当サイト)
掲載日
読み方横書き・縦書きを切り替え可

『この心を焼き尽くして、愛は灰になった』は日本語の小説です。当サイトで第1〜3話を試し読みできます。

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冒頭試し読み第1話より・約386字

たとえ私、山本伊織(やまもと いおり)と母が家を追い出されたあとでも、彼は婚約を破ることなく、私に完璧な結婚式を贈るため、たった一人で九十九回も式の段取りを繰り返したのだと。

けれど彼らは知らない。あの結婚式たちで花嫁に選ばれていたのは、みな悠斗が囲っていた九十九人の愛人の中からくじで決められた女たちだったことを。

「伊織、お前はもう小林家の嫁なんだ。あの女たち一人ひとりに式を挙げてやるだけだ。別に大したことじゃないだろ?」

私は感情のないまま、彼が差し出した札束の詰まった箱を受け取り、背を向けて病院へ急いだ。

そして、本来なら私のものだったはずの結婚式で、彼が父の隠し子の山本陽菜(やまもと ひな)を連れて壇上に上がったとき、私はとうとう涙をこらえきれず問いただした。

「誰でもいいのに、どうして彼女なの?」

悠斗は口元に笑みを浮かべたまま言った。

「彼女は俺の子を妊娠してる。

※作品紹介ではなく、第1話の書き出しをそのまま掲載しています。第1話の続きを読む

目次試し読み3話

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