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八時間のフライトで恋は終わった

言語日本語
試し読み第1〜3話(当サイト)
掲載日
読み方横書き・縦書きを切り替え可

『八時間のフライトで恋は終わった』は日本語の小説です。当サイトで第1〜3話を試し読みできます。

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冒頭試し読み第1話より・約586字

私、月島莉都(つきしま りと)が瀬尾晃成(せお こうせい)と別れて、五年目のことだった。

国際空港で、私は晃成と再会した。

彼は海外にいる妻、瀬尾依澄(せお いずみ)に会いに行くところで、私は仕事で海外出張へ向かうところだった。

しばらく言葉が出なかった。

先に口を開いたのは、晃成だった。

彼は少し気まずそうに、私へ軽く会釈した。

「ここ数年……元気にしてた?」

私も静かに答えた。

「ええ。元気よ」

それぞれの搭乗口へ向かう途中、晃成がふいに振り返った。

「莉都、あのとき……お前が会いに来てくれたとき、実は……」

その先の言葉は、空港のアナウンスにかき消された。

私は聞き返さなかった。

そのまま背を向けて、歩き出した。

あの年、私は遥か遠く離れた彼に会うため、飛行機に乗った。機内での丸八時間、一切の連絡が途絶えていた。けれど到着後、私の元に届いたのは意外なメッセージ。晃成はそのメッセージで私にすべてを打ち明けた。

彼には、ずっと別の女性がいたのだ。

一万キロの距離を越えて会いに行った先で、私はようやく気づいた。

あの恋は、私が思っていたよりずっと前に終わっていたのだ。

私、月島莉都(つきしま りと)が瀬尾晃成(せお こうせい)と別れて、五年目のことだった。

国際空港で、私は晃成と再会した。

彼は海外にいる妻、瀬尾依澄(せお いずみ)に会いに行くところで、私は仕事で海外出張へ向かうところだった。

※作品紹介ではなく、第1話の書き出しをそのまま掲載しています。第1話の続きを読む

目次試し読み3話

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