
私の誕生日に、彼は決まって別の女へ手紙を書く
| 言語 | 日本語 |
|---|---|
| 試し読み | 第1〜3話(当サイト) |
| 掲載日 | |
| 読み方 | 横書き・縦書きを切り替え可 |
『私の誕生日に、彼は決まって別の女へ手紙を書く』は日本語の小説です。当サイトで第1〜3話を試し読みできます。
冒頭試し読み第1話より・約404字
毎年、私・佐伯美月(さえき みづき)の誕生日が来るたび、婚約者の高橋悠斗(たかはし ゆうと)は決まって書斎にこもり、誰にも見られないよう、手紙を書いていた。
ある年、私がそのことに気づくと、悠斗は少し照れくさそうに笑って言った。
「結婚したら見せるよ」
その言葉を、私はずっと信じていた。きっと私へのサプライズなんだと思って。そう信じて、1年、また1年と待ち続けた。
そして、入籍前日。
悠斗は取引先との会食で酔いつぶれ、帰宅するとソファへ倒れ込んだ。
「手紙……見たか……?」
酔ったまま、かすれた声でそうつぶやいた。
それって、今、見てもいいってこと……?
胸を高鳴らせながら、私は書斎へ向かった。机の引き出しを開けると、きれいに束ねられた手紙が何通も入っていた。
震える指で、1番上の封筒を開いた。けれど、最初の1行を読んだ瞬間、頭の中が真っ白になった。
【紗妃。俺が美月と付き合ってても、お前は本当に何とも思わないのか?】
※作品紹介ではなく、第1話の書き出しをそのまま掲載しています。第1話の続きを読む
目次試し読み3話
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