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やり直した私は、迷わず角膜を手放した

言語日本語
試し読み第1〜3話(当サイト)
掲載日
読み方横書き・縦書きを切り替え可

『やり直した私は、迷わず角膜を手放した』は日本語の小説です。当サイトで第1〜3話を試し読みできます。

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冒頭試し読み第1話より・約522字

運転免許を取ったその足で、私は病院へ向かい、角膜の手術を受けた。

前世では、入学初日、恋人の藤原航(ふじわら わたる)の幼なじみである高梨茉莉(たかなし まり)が、私の車を勝手に持ち出した。

クラスメイト3人を乗せ、学校近くのショッピングモールへ向かった茉莉は、市街地で暴走した。赤信号を何度も無視した末、横断歩道を渡っていた妊婦と高齢の男性をはね、2人の命を奪った。

ところが3人のクラスメイトは、逃げた運転手は私だったと口をそろえた。

警察に逮捕されたとき、私は必死に訴えた。

運転していたのは茉莉だ、と。

けれど茉莉は、航の腕の中に飛び込み、まるで被害者のような顔で言った。

「璃子さん、私のことが嫌いなのは分かってる。でも、だからって罪をなすりつけるなんて、ひどすぎるよ」

すると航は、私の車に取りつけてあったドライブレコーダーを差し出した。

映像の中で人をはね、うろたえながら逃げていた運転手は、どう見ても私だった。

「柳沢璃子(やなぎさわ りこ)。お前はまだ反省もせずに、他人に罪を着せるつもりか」

その映像を見た遺族は怒り狂い、私に刃物を向けた。

私は18回も刺され、その場で息絶えた。

そして再び目を開けると、私は茉莉が私の車を持ち出す前日に戻っていた。

※作品紹介ではなく、第1話の書き出しをそのまま掲載しています。第1話の続きを読む

目次試し読み3話

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