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婚約者が助けたのは高熱の私ではなく、秘書の犬だった

言語日本語
試し読み第1〜3話(当サイト)
掲載日
読み方横書き・縦書きを切り替え可

『婚約者が助けたのは高熱の私ではなく、秘書の犬だった』は日本語の小説です。当サイトで第1〜3話を試し読みできます。

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冒頭試し読み第1話より・約394字

私が40度の高熱を出したとき、私の婚約者、馬淵陸也(まぶち りくや)の女秘書が駆け寄ってきて、病院へ向かおうとしていた私たちを引き止めた。

彼女は胸に小犬を抱きかかえていた。真っ赤な目で陸也を見つめ、彼の手を掴んだ。

「どうしよう。ころちゃんがお腹をこわしちゃったみたい。全部私のせいなの…」

陸也はあれこれいわず、さっと子犬を抱えあげると振り返りもせずに行ってしまった。

/

一人病院で受付を終えて点滴を受けているとき、インスタで陸也の女秘書、田中麻鈴(たなか まりん)のストーリーをみた。

【ママが馬鹿なばかりにわんちゃんクッキーを半分もあげてしまったから…パパがいてくれてよかった】

投稿されていたのは子犬が注射を受けている動画だった。陸也が彼女をなぐさめる声が聞こえた。「大丈夫。心配しなくていい。俺がいるから」

この投稿を見ていたら、熱のせいなのか、心が冷えきっているからなのか、身震いがした。

※作品紹介ではなく、第1話の書き出しをそのまま掲載しています。第1話の続きを読む

目次試し読み3話

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