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婚約指輪がプルタブ?大富豪の令嬢ですが

言語日本語
試し読み第1〜3話(当サイト)
掲載日
読み方横書き・縦書きを切り替え可

『婚約指輪がプルタブ?大富豪の令嬢ですが』は日本語の小説です。当サイトで第1〜3話を試し読みできます。

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冒頭試し読み第1話より・約507字

彼氏・瀬戸悠真(せと ゆうま)と婚姻届を出すはずだった当日、約束の数千万円の特注ダイヤは、一つのプルタブにすり替わっていた。

私・神崎翠(かんざき みどり)はその場で、悠真に別れを突きつけた。

彼は慌てて購入証明書を取り出した。

「指輪は家に忘れてきただけだ。嫌なら、今すぐ取ってくる」

私は、こちらへ向かって慌てて駆け寄ってきた人影に視線を落とし、冷ややかに告げた。

「必要ないわ。あなたの『可愛いお気に入り』が、代わりに届けてくれたようだから」

目を赤くした女の子が私たちの前に飛び込んでくると、赤く腫れ上がった彼女の薬指には、大粒のダイヤの指輪が食い込むようにはまっていた。

彼女は肩を震わせて泣きながら言い訳をした。

「悠真さん、私、翠さんのためにサイズを確かめようとしただけで、そしたら抜けなくなっちゃって……」

悠真の顔色がみるみるうちに青ざめ、激しい口調で彼女を叱りつけた。

「誰が触っていいと言った!それは俺が翠に贈るものだぞ!」

彼は乱暴に指輪をねじって引き抜こうとしたが、指輪は微動だにしない。

私は腕を組んでこの茶番を眺めながら、ふっと笑みをこぼした。

「簡単なことよ。外せないなら、指ごと切り落とせばいいじゃない。」

※作品紹介ではなく、第1話の書き出しをそのまま掲載しています。第1話の続きを読む

目次試し読み3話

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