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俺と息子を捨てた元妻の報い

言語日本語
試し読み第1〜3話(当サイト)
掲載日
読み方横書き・縦書きを切り替え可

『俺と息子を捨てた元妻の報い』は日本語の小説です。当サイトで第1〜3話を試し読みできます。

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冒頭試し読み第1話より・約570字

元妻の初恋相手のための「生きた血液バンク」として血を抜かれ続けたあげく、俺・古賀雅彦(こが まさひこ)は、億万長者である元妻・林夕依(はやし ゆい)があてがってくれたボロアパートで病に倒れ、そのまま息を引き取った。

今日で、俺が死んでから3日目になる。6歳の息子・古賀陽斗(こが はると)が、ようやく異変に気づいた。

おもちゃで遊んでいて指を切っても、俺はあやさない。

クッキーの袋を開け、俺の口に押し込もうとしても、俺は止めない。

俺の腕の中に潜り込み、服をぎゅっとつかんで小さな声で「パパ」と呼んでも、返事をすることはない。

どうしていいかわからなくなった陽斗は、俺のスマホを見つけ出し、夕依に電話をかける。

「ママ、パパがずっと起きないんだ……」

だが夕依は、初恋相手の斉藤昂輝(さいとう こうき)と食卓を囲んでいる写真を送りつけてくると、冷たく言い放った。

「ただ寝てるだけよ。死んだわけじゃあるまいし。今日は大晦日よ。こっちは忙しいの。

あのろくでもない男に伝えておきなさい。自分の間違いを認める気になったら、そのときまた連絡してきなさいってね」

電話が一方的に切れ、陽斗はしばらくの間、呆然と立ち尽くしていた。

やがて、ゴミ箱に捨てられていた最後のクッキーを拾い上げる。それを半分に割ると、俺の口元へそっと差し出す。

「パパ、僕たちも、ごはん食べよう」

※作品紹介ではなく、第1話の書き出しをそのまま掲載しています。第1話の続きを読む

目次試し読み3話

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