
ド近眼の私、ホラーゲームでは無敵らしい
| 言語 | 日本語 |
|---|---|
| 試し読み | 第1〜3話(当サイト) |
| 掲載日 | |
| 読み方 | 横書き・縦書きを切り替え可 |
『ド近眼の私、ホラーゲームでは無敵らしい』は日本語の小説です。当サイトで第1〜3話を試し読みできます。
冒頭試し読み第1話より・約544字
ホラーゲームに入り込んだ私は目がすごく悪くてよく見えなかった。
だから、血濡れの姫を本当の娘みたいに可愛がったり、ラスボスを夫みたいに扱ったり、年老いた化け物を実の親みたいに敬ったりしていた。
初めてラスボスに会ったときなんて、思わずその腹筋をわしづかみにしちゃって、こう言ったのだ。
「わあ、すごい体してるね。でも、ちょっと背が低いのがもったいないかな」
そう言われボスは言葉を失ったけど、手に持っていた自分の首を体にくっつけると、歯ぎしりしながら言った。
「俺は身長186センチだ。さあ、もう一度よく見てみろよ」
「ようこそ、『ハッピーホーム』へ。
このステージで7日間生き残れば、クリアとなります。
初期プレイヤー:30名。現在の生存者:30名。
それではプレイヤーの皆さん、ゲームをお楽しみください」
交通事故で死んだ後、私はまぶしい光に包まれた。気がつくと、大きな建物の前に来ていて、耳元では不気味な機械音が響いていた。
私は極度の近視で、3メートル先は人間も動物も見分けがつかないほどだ。
だから、建物の様子も、周りの人たちの顔もはっきり見えなくって、ただなんとなく人の形がわかるだけだ。
その時、か細い声で泣いている女の子・陣内彩花(じんない あやか)が言った。「うう……ここどこなの?家に帰りたい」
※作品紹介ではなく、第1話の書き出しをそのまま掲載しています。第1話の続きを読む
目次試し読み3話
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