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もう愛する理由はない

言語日本語
試し読み第1〜3話(当サイト)
掲載日
読み方横書き・縦書きを切り替え可

『もう愛する理由はない』は日本語の小説です。当サイトで第1〜3話を試し読みできます。

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冒頭試し読み第1話より・約522字

婚約者・祖浜進介(そはま しんすけ)にブロックされてから、55日が経過した。

私は、八年も待ち続けた結婚式をキャンセルした。

その間、彼はうつ病を患った幼なじみ・石塚ニナ(いしづか にな)と共に、K寺で心の療養をしていた。

彼は長年参拝客が絶えなかったK寺を、半年間も閉鎖させた。

一方で、私は彼の突然の失踪により記者に追い詰められ、家にも帰れなくなった。

やむを得ず、私は彼を探しにK寺まで行った。

しかし、「寺の静けさを乱すな」と言われて、山から追い出された。

真冬の寒さの中、私は山のふもとで気を失い、命の危険にさらされかけた。

目を覚ましたとき、私は見た――

進介が自らの手でK寺の境内に、愛の象徴である無数のバラを植えている姿。

半年後、彼はようやく下山し、ニナを連れて帰ってきた。

そして、彼女と一緒に植えたバラを、私との新居に飾りつけたのだ。

私はただ冷ややかな目で見つめている。

彼はまだ知らない――

私がもうすぐ別の人と結婚することを。

婚約者・祖浜進介(そはま しんすけ)にブロックされてから、55日が経過した。

私は、八年も待ち続けた結婚式をキャンセルした。

その間、彼はうつ病を患った幼なじみ・石塚ニナ(いしづか にな)と共に、K寺で心の療養をしていた。

※作品紹介ではなく、第1話の書き出しをそのまま掲載しています。第1話の続きを読む

目次試し読み3話

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