
ひとりの時間を楽しめるようになった
| 言語 | 日本語 |
|---|---|
| 試し読み | 第1〜3話(当サイト) |
| 掲載日 | |
| 読み方 | 横書き・縦書きを切り替え可 |
『ひとりの時間を楽しめるようになった』は日本語の小説です。当サイトで第1〜3話を試し読みできます。
冒頭試し読み第1話より・約356字
私の親友・柳原詩乃(やなぎはら しの)は熱を出していたのに、彼はそれでも詩乃を連れてきた。
「詩乃はこの日をずっと楽しみにしてたんだ。水を差さないでくれ」
私は2か月遅れの記念日ケーキを見つめ、うなずいた。
けれど入園の際、チケット係は時哉と詩乃を見ると、笑顔で2枚のステッカーを差し出した。
「朝倉様、柳原様。今夜もお城の3周年記念コースを回られますか?システムでは、あとは花火をバックに最後の記念写真を撮れば、すべて揃います」
私はその場に立ち尽くした。
時哉は顔色ひとつ変えずにステッカーを受け取り、何気なく詩乃のスカートの裾に貼った。
「スタッフの企画だよ。何でも真に受けるな」
詩乃は、時哉がこの日のために用意したプリンセスドレスを着ていた。彼女は当然のように時哉の腕に絡み、慣れた様子で私を列の最後尾へ連れていった。
※作品紹介ではなく、第1話の書き出しをそのまま掲載しています。第1話の続きを読む
目次試し読み3話
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