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こんな星の光も、私を照らしていた

言語日本語
試し読み第1〜3話(当サイト)
掲載日
読み方横書き・縦書きを切り替え可

『こんな星の光も、私を照らしていた』は日本語の小説です。当サイトで第1〜3話を試し読みできます。

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冒頭試し読み第1話より・約471字

小林叶夜(こばやし かや)は結婚17周年記念日に亡くなった。

重病で昏睡しているとき、彼女はICUの外で夫と息子の会話を聞いた。

「社長、奥様の葬儀が終わったら、水村さんと再び縁を結ばれるおつもりですか?

社長は何年も密かに水村さんを愛し続けました。彼女の家が貧しかったため、自ら支援してウィーンへ留学させ、音楽の夢を追わせました。彼女もまた、社長のためにずっと結婚していません」

夫の川野影夫(かわの かげお)は答えなかったが、息子の川野悠人(かわの はると)が断固として言った。

「僕は父さんが幸せになるのを応援するよ。水村おばさんこそ、父さんが本当に愛する人だ。父さんと水村おばさんは、もう人生の大半を逃してしまったんだ。母さんの最期を見届けたら、責任を果たしたことになるし、これからは自分のことを考えるべきさ」

誰も気づかなかったが、病室の叶夜の目から涙が一粒こぼれ、心電図は一本の直線になった。

死の瞬間になってようやく彼女は悟った。影夫はずっと、水村凪(みずむら なぎ)のことを愛していたのだ。

だからこそ、彼女に一生冷たい態度を取り続けたのだ。

※作品紹介ではなく、第1話の書き出しをそのまま掲載しています。第1話の続きを読む

目次試し読み3話

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