
いつだって、花嫁は私じゃない
| 言語 | 日本語 |
|---|---|
| 試し読み | 第1〜3話(当サイト) |
| 掲載日 | |
| 読み方 | 横書き・縦書きを切り替え可 |
『いつだって、花嫁は私じゃない』は日本語の小説です。当サイトで第1〜3話を試し読みできます。
冒頭試し読み第1話より・約461字
夫の帰りを待っていた時、スマホに通知が一件届いた。
結婚式のWEB招待状だった。
タップした瞬間、流れ出したBGMに私は息を呑んだ。
それは、愛し合っていた頃に彼が何度も歌ってくれた、あの曲だった。
ただ、結婚して三年。私たちにはまともな結婚写真一枚さえないのだ。
「いつか、こんな式を挙げてくれるはず」……そんな淡い期待を抱き続けてきた。
だが、招待状の新郎の欄を見た途端、思考が真っ白になった。
私と婚姻届を出した彼と同姓同名だった。
呆然と見つめた先にいたのは、白いタキシードを身にまとい、愛おしそうに微笑む私の夫だった。「大事な取引先の結婚式に行く」と言って家を出たあの男が……
そして隣に並ぶ新婦も、よく知る顔だ。
夫が事あるごとに口にしていた可愛い幼馴染。
写真の下には、小さい文字でこう添えられていた。
【待っていたよ。諦めなくてよかった】
夫の帰りを待っていた時、スマホに通知が一件届いた。
結婚式のWEB招待状だった。
タップした瞬間、流れ出したBGMに私は息を呑んだ。
それは、愛し合っていた頃に彼が何度も歌ってくれた、あの曲だった。
※作品紹介ではなく、第1話の書き出しをそのまま掲載しています。第1話の続きを読む
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