
義妹にすべてを譲った私に、家族は跪いて許しを乞うた
| 言語 | 日本語 |
|---|---|
| 試し読み | 第1〜3話(当サイト) |
| 掲載日 | |
| 読み方 | 横書き・縦書きを切り替え可 |
『義妹にすべてを譲った私に、家族は跪いて許しを乞うた』は日本語の小説です。当サイトで第1〜3話を試し読みできます。
冒頭試し読み第1話より・約535字
父は私をお姫様のように大切にし、兄たちは何でも私の言うことを聞いてくれた。まるで世界中のすべてを私の前に差し出そうとしているかのようだった。
けれど、父が再婚し、家に義妹が一人増えたその日から、すべてが変わった。
彼女は愛嬌があって、人懐っこくて、あっという間に家族みんなの愛情を独占した。
父が半年もかけて私のために作ってくれた夢のように可愛らしい部屋は、彼女専用の部屋になった。
長兄の白井翔(しらい しょう)が毎日のように買って帰ってきてくれたイチゴのケーキは、彼女の好きなマンゴープリンに変わった。
それどころか、次兄の白井弘(しらい ひろむ)が何より大切にしていたゲーム機まで、彼女の手に渡った。
そして、私が丸1年ずっと心待ちにしていた大学の推薦枠まで林清音(はやし きよね)に押し付けられたとき、私はとうとう我慢できずに問い詰めた。
父は私の肩を押さえつけ、重々しい口調で言った。
「お前は姉なんだから、妹には少し譲ってやりなさい」
翔は私の手首をきつく掴み、叱りつけるように言った。
「たかが大学の入学推薦枠で、そこまで騒ぐな。こんなことが外に知れたら、うちがどう思われると思ってる?」
弘は眉をひそめ、一歩後ずさった。
「もういいだろ。あの子だって、あんなに可哀想なんだから」
※作品紹介ではなく、第1話の書き出しをそのまま掲載しています。第1話の続きを読む
目次試し読み3話
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