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私の手を奪った夫へ、真の恩人は私だったわ

言語日本語
試し読み第1〜3話(当サイト)
掲載日
読み方横書き・縦書きを切り替え可

『私の手を奪った夫へ、真の恩人は私だったわ』は日本語の小説です。当サイトで第1〜3話を試し読みできます。

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冒頭試し読み第1話より・約455字

世界ピアノマスターズの前日、私・中川奏(なかがわ かなで)は何者かに拉致され、両手の腱を切られた。

CM契約が次々と打ち切られ、スポンサーたちは私を見捨て、代わりに私のライバル・大塚莉乃(おおつか りの)へと乗り換えていった。

私はあまりのショックに、重度のうつ状態に陥り、完全に生きる気力を失っていた。

絶望の淵にいた私を救ってくれたのは、中川朔也(なかがわ さくや)だった。彼は莫大な違約金を肩代わりしてくれただけでなく、国内外の名医を探し回り、治療のためならどんな手間も惜しまなかった。

そして、彼は片膝をつき、真っ直ぐ私を見つめながらプロポーズをしてくれた。

私は彼を唯一の救いと信じ、朔也が私の薬指に指輪をはめるのをただ静かに受け入れた。

それから2年。ようやく両手が回復し、私はその喜びを真っ先に伝えたくて書斎へ向かったが、そこで彼が誰かと話しているのを聞いた。

「朔也さん、あの時、人を雇って奏の手を潰してくれたから、姉さんはマスターズで優勝してスポンサー契約も全部手に入れられました。この恩は一生忘れません」

※作品紹介ではなく、第1話の書き出しをそのまま掲載しています。第1話の続きを読む

目次試し読み3話

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