
姉からの100円、俺は死を選んだ
| 言語 | 日本語 |
|---|---|
| 試し読み | 第1〜3話(当サイト) |
| 掲載日 | |
| 読み方 | 横書き・縦書きを切り替え可 |
『姉からの100円、俺は死を選んだ』は日本語の小説です。当サイトで第1〜3話を試し読みできます。
冒頭試し読み第1話より・約461字
彼女はネットの医療募金で俺に100円を寄付し、さらに皮肉に満ちたメッセージを残した。
【肺がんになったの?本当に死んだら教えて、お祝いしてあげるから】
3年前、姉が支援していた苦学生の瀬戸拓海(せと たくみ)が、俺に大学の推薦枠を奪われたと訴え出た。
姉は激怒し、有無を言わさず俺、鳴海湊(なるみ みなと)の退学手続きをとった。
「たとえ学校に行かなくても、私が一生養ってあげる。でも、他人のものを奪ったことには、罰を受けてもらうわ!」
俺たちは激しく口論になり、最終的に彼女は冷酷な表情で俺を家から追い出した。
「自分の過ちを認めたら戻ってきなさい。その腐った性根、絶対に叩き直してやるから!」
その後、彼女はその苦学生をまるで本物の御曹司のように甘やかして育てた。
一方で、俺が見つけた仕事はことごとく彼女に潰され、換金できそうな不用品を拾って食いつなぐしかなかった。
彼女のメッセージを見つめながら、俺はしばらく呆然としていた。
やがて、霊園の管理業者に電話をかけた。
「一番安い区画を押さえておいてください。明日、手付金を振り込みます」
※作品紹介ではなく、第1話の書き出しをそのまま掲載しています。第1話の続きを読む
目次試し読み3話
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