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妊娠8ヶ月、警察官の夫に愛人扱いされた

言語日本語
試し読み第1〜3話(当サイト)
掲載日
読み方横書き・縦書きを切り替え可

『妊娠8ヶ月、警察官の夫に愛人扱いされた』は日本語の小説です。当サイトで第1〜3話を試し読みできます。

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冒頭試し読み第1話より・約544字

柿本蒼汰(かきもと そうた)がようやく時間を作り、妊娠8ヶ月の私、柿本笙子(かきもと しょうこ)を初めて妊婦健診へ付き添ってくれた。

けれど、病院に足を踏み入れた途端、蒼汰の仕事用スマホがけたたましく鳴り響いた。

表示された発信者名を見た瞬間、普段は冷静な蒼汰の表情が、みるみるうちに強張った。

「笙子、急な呼び出しだ。国際指名手配犯がまた入国したらしい。俺は……悪い……」

焦りを隠せないまま、有無を言わせぬ命令のような口調で詫びると、蒼汰は足早に立ち去っていった。

その背中を乗せたオフロード車が勢いよく走り去るのを見つめながら、私は受診票を握りしめた。気づくと、紙は爪でぐしゃぐしゃになっていた。

大きなお腹を抱えたままタクシーを止めると、すぐに運転手に話しかけた。

「前の車を追ってください」

――国際指名手配犯だって?そんな嘘、よく思いついたものだ。

父がいる警視庁にさえ何の連絡も来ていないのに、ただの地方署の署長である蒼汰が、何をそんなに慌てる必要があるというのか。

いったい、どこの「お偉いさん」が、そんなに急いで彼を呼びつけたのか、この目で確かめてやる。

「夫が不倫をしているかもしれないんです」

私がそう言っただけで、事情を察したらしい運転手はアクセルを踏み込み、すぐに蒼汰の車へ追いついた。

※作品紹介ではなく、第1話の書き出しをそのまま掲載しています。第1話の続きを読む

目次試し読み3話

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