
夫が娘の心臓を奪った日
| 言語 | 日本語 |
|---|---|
| 試し読み | 第1〜3話(当サイト) |
| 掲載日 | |
| 読み方 | 横書き・縦書きを切り替え可 |
『夫が娘の心臓を奪った日』は日本語の小説です。当サイトで第1〜3話を試し読みできます。
冒頭試し読み第1話より・約294字
私、広中紗穂(ひろなか さほ)の娘・広中葵(ひろなか あおい)には、生まれつき心臓の病があった。
五年ものあいだ待ち続け、私はようやく、葵に適合する心臓を見つけた。
手術室に入る前、心臓外科医である夫・広中優一(ひろなか ゆういち)は目を赤くしながら、私に約束した。
「紗穂、安心してくれ。必ず俺の手で、葵を助けてみせる」
けれど、手術が半ばまで進んだところで、優一は何の説明も残さず、慌ただしく姿を消した。
嫌な予感に突き動かされ、私は足をもつれさせながら手術室へ飛び込んだ。
そこで目にしたのは、胸を開かれたまま、血に染まって横たわる葵の姿だった。
夫の助手の医師は、青ざめた顔で言葉を詰まらせた。
※作品紹介ではなく、第1話の書き出しをそのまま掲載しています。第1話の続きを読む
目次試し読み3話
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