
冷たい指導医の彼氏、別れて後悔してる
| 言語 | 日本語 |
|---|---|
| 試し読み | 第1〜3話(当サイト) |
| 掲載日 | |
| 読み方 | 横書き・縦書きを切り替え可 |
『冷たい指導医の彼氏、別れて後悔してる』は日本語の小説です。当サイトで第1〜3話を試し読みできます。
冒頭試し読み第1話より・約531字
観光地で写真を撮るとき、私・若嶋静恵(わかしま しずえ)は何度も場所を変えながら、一番きれいに写るアングルを探している。
カメラを恋人の加久間廉太(かくま れんた)に向け、大声で何度も呼びかけた。
「廉太!こっち向いて」
けれど、聞こえていないのか、廉太は少し離れたところをじっと見つめている。
そこへ、撮影が下手な親友・西内アリス(にしうち ありす)がスマホを取り出し、廉太に声をかけた。
「廉太!カメラ見て!」
すると廉太はすぐに姿勢を整え、アリスのカメラに向かって、愛おしそうな甘い笑みを浮かべた。
それを見ていた若い夫婦が、アリスのスマホの画面を覗き込み、微笑ましそうに冷やかした。
「わあ、きっと彼氏さんにすごく愛されてるのね。写真の彼、目がキラキラしてるわ!」
アリスの顔は一気に真っ赤になり、廉太は気まずそうに咳払いをした。
私はうつむいてスマホの画面を確認した。
そこに写っているのは、彼の横顔のほんの一部だけ。まるで週刊誌の記者が隠し撮りしたみたいな一枚だ。
物心ついたころからずっと、二人は当たり前のように私を無視し、私には何の考えもないと決めつけていた。
学生のころは、遊びに行く場所をいつも二人が楽しそうにはしゃぎながら決め、私がついてくるのが当然だと思っていた。
※作品紹介ではなく、第1話の書き出しをそのまま掲載しています。第1話の続きを読む
目次試し読み3話
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