
入れ替えられた娘だけど、逆転劇で家族を地獄に落とした話
| 言語 | 日本語 |
|---|---|
| 試し読み | 第1〜3話(当サイト) |
| 掲載日 | |
| 読み方 | 横書き・縦書きを切り替え可 |
『入れ替えられた娘だけど、逆転劇で家族を地獄に落とした話』は日本語の小説です。当サイトで第1〜3話を試し読みできます。
冒頭試し読み第1話より・約527字
姑が、私の娘を自分の娘と入れ替えた。
理由はただ一つ、遅くに産まれた末娘を甘やかし、苦労させたくなかったからだ。
夫はそのことを黙認していた。
けれど私は黙って見過ごすことができず、こっそり娘を取り返し、それを誰にも知らせなかった。
こうして、私の娘は大切に育てられ、一方で入れ替わった子は苦労を重ねた末に家を出ていった。
時が流れ、姑は癌を患い、親子鑑定の結果を持ち出して娘に尽くすよう求めてきた。
私は姑と得意げな夫をじっと見据え、微笑みながらこう言った。
「いいわよ!それなら元に戻しましょうか。あんたたちの娘を返すわ。だから私の娘を返してもらうわね」
姑が癌を患ったという知らせが入ったのは、私と娘の桜坂陽菜(さくらざか ひな)が買い物をしている最中だった。
夫から十数回も電話がかかってきて、まるで彼の母親が今にも亡くなりそうな勢いだ。
姑の家に到着すると、そこにはご近所の人々が集まり、同情の視線や好奇の目が一斉に向けられた。
少しすると姑が親子鑑定の結果を差し出し、声を震わせながらこう告げた。
「梓(あずさ)、何年か前、楓(かえで)が病気になったときに病院で検査を受けたの。それでね……陽菜が私の娘で、楓はあなたの娘だって分かったのよ。病院が間違えていたみたい!
※作品紹介ではなく、第1話の書き出しをそのまま掲載しています。第1話の続きを読む
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