和紙文庫

日本語・韓国語・繁体字の小説を、文庫本のように少しずつ試し読み

≡

あなたに薔薇を、私に自由を

言語日本語
試し読み第1〜3話(当サイト)
掲載日
読み方横書き・縦書きを切り替え可

『あなたに薔薇を、私に自由を』は日本語の小説です。当サイトで第1〜3話を試し読みできます。

第1話から読む公式アプリで続きを読む

冒頭試し読み第1話より・約524字

結婚七周年目の記念日。SNSで話題の動画が目に飛び込んできた。

コンサート会場の客席で、男が片膝をつき、白いワンピースの女性にプロポーズする。

一目見た瞬間、全身の血が凍りついた。

男が着ている白いシャツは、今朝、私・水瀬雫(みなせ しずく)が夫である西園寺律(さいおんじ りつ)のためにアイロンをかけたものだ。

胸元には、私のイニシャルの刺繍が入っている。

三時間前、律は申し訳なさそうに私の額にキスをしたばかりだった。

「急に海外と会議することになっちゃって。

ごめん、雫、約束してたコンサート、行けなくなった」

なるほど、会議ではなく、他の女と一緒にコンサートに行ったのだ。

インターホンが鳴り、アシスタントが朝露に濡れた白い薔薇の花束を抱えて立っていた。

「社長はどうしても抜け出せないそうで、奥様へのお詫びの品です」

息が止まりそうだった。

私は白い薔薇が大嫌いだ。

「もし愛がなくなったら、別れの合図として白い薔薇を贈って」と冗談めかして言ったことさえある。

花束を受け取り、テーブルの上の無駄になったコンサートチケットと一緒にゴミ箱へ投げ捨てた。

スマホを取り出し、弁護士に離婚協議書の作成を依頼した。

結婚七周年目の記念日。SNSで話題の動画が目に飛び込んできた。

※作品紹介ではなく、第1話の書き出しをそのまま掲載しています。第1話の続きを読む

目次試し読み3話

□の付いた第1〜3話はこのサイトで読めます。鍵の付いた第4話からは公式アプリでの配信です。章をタップすると、アプリでの続きの読み方をご案内します。

  1. 第1話試し読み
  2. 第2話試し読み
  3. 第3話試し読み
  4. 第4話アプリで読む
  5. 第5話アプリで読む
  6. 第6話アプリで読む
  7. 第7話アプリで読む
  8. 第8話アプリで読む
  9. 第9話アプリで読む
  10. 第10話アプリで読む
  11. 第11話アプリで読む
  12. 第12話アプリで読む
  13. 第13話アプリで読む
  14. 第14話アプリで読む
  15. 第15話アプリで読む
  16. 第16話から先は公式アプリで読めます。章の一覧もアプリ内でご確認ください。

関連作品

よくある質問

『あなたに薔薇を、私に自由を』は何話まで試し読みできますか?
当サイトでは第1話から第3話まで、全3話を試し読みできます。横書き・縦書きを切り替えて読めます。
第4話以降はどこで読めますか?
第4話からは公式アプリでお読みください。アプリをインストールしてアプリ用コード「R65774」を入力すると、この作品がそのまま開きます。
『あなたに薔薇を、私に自由を』は日本語ですか?
はい。当サイトに掲載している作品情報と試し読みの3話は日本語版です。
試し読みは縦書きでも読めますか?
はい。章ページ右上の「設定」から縦書き・横書きを切り替えられます。文字サイズ、行間、明朝・ゴシック、背景の色(和紙・夜・目にやさしい)も選べ、設定はこの端末に保存されます。

当サイトに掲載しているのは、試し読みの章と作品情報だけです。作品の全文は公式アプリでお楽しみください。