
荒波を越え、私に吹く新生の風
| 言語 | 日本語 |
|---|---|
| 試し読み | 第1〜3話(当サイト) |
| 掲載日 | |
| 読み方 | 横書き・縦書きを切り替え可 |
『荒波を越え、私に吹く新生の風』は日本語の小説です。当サイトで第1〜3話を試し読みできます。
冒頭試し読み第1話より・約513字
如月家で、長きにわたり冷遇され続けてきた如月寧々(きさらぎ ねね)。
愛人の娘である異母妹・如月依莉(きさらぎ えり)の出現により、彼女は自分の部屋をはじめ、積み上げてきた名誉、そして婚約者さえも奪われてしまう。
何より寧々を絶望の淵に追いやったのは、実の父と兄による依莉への理不尽な偏愛と、自分に向けられる冷酷な仕打ちの数々だった。
「もう、この家には何の未練もない」
如月家との決別を誓った彼女は、亡き母の旧姓である「白川」を名乗り、叔父の支援を受けて再びデザインの世界へと舞い戻る。
圧倒的な実力を武器に、かつて自分を蔑ろにした如月家や元婚約者の周防家を実力でねじ伏せ、彼らに相応の代償を支払わせていく。
そしてついに国際デザインコンテストで頂点に立った寧々は、誰にも邪魔されない、輝かしい第二の人生を歩み始める――
愛人の娘が、この家に引き取られた日のことだ。
父の後ろにおどおどと隠れる彼女。けれど父は、何事もないかのように私へ笑いかけた。
「寧々。お前が一番大切な娘であることに変わりはないんだよ」
兄も私・如月寧々(きさらぎ ねね)の頭を撫でて、優しく言った。
「俺の妹は、永遠にお前ひとりだけだ」
けれど、その言葉はただの呪いだった。
※作品紹介ではなく、第1話の書き出しをそのまま掲載しています。第1話の続きを読む
目次試し読み3話
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