
絶望の産声、息子の命が開いた夫婦の終幕
| 言語 | 日本語 |
|---|---|
| 試し読み | 第1〜3話(当サイト) |
| 掲載日 | |
| 読み方 | 横書き・縦書きを切り替え可 |
『絶望の産声、息子の命が開いた夫婦の終幕』は日本語の小説です。当サイトで第1〜3話を試し読みできます。
冒頭試し読み第1話より・約369字
夫・藤崎遥斗(ふじさき はると)の初恋の人に突き落とされ、私は二人目の子を難産で失ってしまった。そして、藤崎家の私立病院の階段の片隅で、ひっそりと息を引き取った。
死の間際、六歳の息子が泣きながら夫に助けを求めた。
一度目、遥斗はただ冷たい笑みを浮かべただけだった。「お前の母親も賢くなったもんだな。子どもを使って、俺の同情を引こうとしてるか」
そう言って、息子の手を振り払うと、何のためらいもなく背を向けて去っていった。
二度目、息子が「ママが血を止められないんだ!」と必死に訴えた。
遥斗は面倒そうに顔をしかめた。「大げさだな。流産しただけで、そんな大したことじゃないだろ。あいつは本当に大袈裟な女だ」
息子を追い払った後、彼は医者に命じた。「誰もあいつの面倒を見るな。どうせ俺が甘やかしたせいだ。少し苦しみでもしなきゃ、自分の過ちに気づかない」
※作品紹介ではなく、第1話の書き出しをそのまま掲載しています。第1話の続きを読む
目次試し読み3話
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