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月が沈む夜に訪れた別れ

言語日本語
試し読み第1〜3話(当サイト)
掲載日
読み方横書き・縦書きを切り替え可

『月が沈む夜に訪れた別れ』は日本語の小説です。当サイトで第1〜3話を試し読みできます。

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冒頭試し読み第1話より・約408字

夫の黒瀬悠真(くろせ ゆうま)は、幼なじみの白石雪乃(しらいし ゆきの)がエレベーターに1時間閉じ込められた翌日、私たちの6歳の娘・黒瀬莉子(くろせ りこ)をスーツケースに丸一昼夜閉じ込めた。

出張先にいた私、黒瀬音羽(くろせ おとは)は、自宅の見守りカメラに映る激しく揺れるスーツケースを見て、すぐに悠真へ電話をかけた。

「悠真、正気なの?莉子はまだ6歳なのよ。あんなところに閉じ込めるなんて……早く出して!」

けれど、悠真は冷たく言い放った。

「莉子が余計なことをしなければ、雪乃は閉じ込められなかった。閉所恐怖症の雪乃がどれだけ怖かったと思う?莉子にも同じ思いをさせれば、さすがに懲りるだろ」

「雪乃、雪乃って……悠真の頭の中には、あの人しかいないの?」

黒瀬音羽は目を赤くしたままタクシーを拾い、空港へ急いだ。雪乃のためなら何をしでかすか分からない悠真のことだ。少しでも遅れれば、娘の最期にさえ間に合わないかもしれない。

※作品紹介ではなく、第1話の書き出しをそのまま掲載しています。第1話の続きを読む

目次試し読み3話

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