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悦びは、旧い恋のためにあらず

言語日本語
試し読み第1〜3話(当サイト)
掲載日
読み方横書き・縦書きを切り替え可

『悦びは、旧い恋のためにあらず』は日本語の小説です。当サイトで第1〜3話を試し読みできます。

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冒頭試し読み第1話より・約588字

二木和光(ふたき かずみつ)とおせち料理の食材を買いにスーパーへ向かう途中、久しぶりに同じ大学出身の竿代敦(さおしろ あつし)と出会った。

和光を見るなり、敦が口にした最初の言葉はこうだ。

「知ってる?小賀坂葵(おがさか あおい)が帰国したんだって」

私は思わず和光の顔を見た。すると、彼も微笑みながら私を見つめている。

「悦子、また変な想像してるか?葵とはもう、とっくの昔に終わったことだ」

彼は顔を上げ、改めて敦に私を紹介した。

「紹介しよう。俺の彼女、夕部悦子(ゆうべ えつこ)だ。彼女も俺たちと同じ大学の出身だけど、学部は別だ」

正直に言うと、私は変な想像はしていなかった。

というのも、和光と葵の別れ方はお世辞にも綺麗とは言えず、さらに葵は皆の目の前で和光をブロックし、縁を切ったのだ。

その後、長い間葵の話題が出るたびに、和光は苦々しい表情を浮かべていた。

二人が昔話に花を咲かせている間、私は隣の棚へ食材を選びに行った。

戻ってくると、ちょうど敦のこんな言葉が耳に入った。

「実はさ、昨日、小賀坂から君の連絡先を教えてほしいって頼まれ……」

二木和光(ふたき かずみつ)とおせち料理の食材を買いにスーパーへ向かう途中、久しぶりに同じ大学出身の竿代敦(さおしろ あつし)と出会った。

和光を見るなり、敦が口にした最初の言葉はこうだ。

「知ってる?小賀坂葵(おがさか あおい)が帰国したんだって」

※作品紹介ではなく、第1話の書き出しをそのまま掲載しています。第1話の続きを読む

目次試し読み3話

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