
心撃
| 言語 | 日本語 |
|---|---|
| 試し読み | 第1〜3話(当サイト) |
| 掲載日 | |
| 読み方 | 横書き・縦書きを切り替え可 |
『心撃』は日本語の小説です。当サイトで第1〜3話を試し読みできます。
冒頭試し読み第1話より・約377字
私は夫を5年間愛し続けたが、その愛に対して彼からの返事は一切なかった。
私が死んだその翌日、夫は彼の「初恋」である白石美砂のもとへと向かった。
私がこの世から消えた日々、彼はこう皮肉に笑った。「また何か企んでいるのか?」
そして、彼が警察から電話を受け、遺体の確認を求められたとき、彼は私が仕掛けた策略を暴く機会だと思い込んでいた。
だが彼は知らなかった。私がすでに何日も前に亡くなっていたことを。
「ポタ、ポタ……ドン!」
真夜中だった。
私は机の上にある、徐々に溶けていく水色のケーキをじっと見つめていた。ケーキの上には一本だけ立てられたロウソクがあり、それもすでに燃え尽きていた。
25歳の誕生日は、静かに幕を閉じた。
ゆっくりとテーブルの近くに歩み寄り、その忘れ去られたケーキを指で一かけらすくって口に運んだ。
「お誕生日おめでとう」
自分に向けて、そっとつぶやいた。
※作品紹介ではなく、第1話の書き出しをそのまま掲載しています。第1話の続きを読む
目次試し読み3話
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