
交際6年、最初から私が「浮気相手」だったなんて
| 言語 | 日本語 |
|---|---|
| 試し読み | 第1〜3話(当サイト) |
| 掲載日 | |
| 読み方 | 横書き・縦書きを切り替え可 |
『交際6年、最初から私が「浮気相手」だったなんて』は日本語の小説です。当サイトで第1〜3話を試し読みできます。
冒頭試し読み第1話より・約561字
私の名前は春日井朝(かすがい あさ)。遠距離恋愛が始まって、今年で6年目に入った。
仕事が忙しいという言い訳をして、彼氏である桐生颯哉(きりゅう そうや)の誕生日を一緒に過ごせないと伝えた。
だが陰では、不動産の権利証を持って、こっそり飛行機に乗って数時間もかけて彼の暮らす街へたどり着いた。
友人たち皆の前でプロポーズをして、彼を驚かせるつもりだった。
タクシーを待つ間、仕事用のアカウントでいくつかメッセージを返し、そのままインスタを開いた。
目に飛び込んできたのは、親友の森田玲子(もりた れいこ)の投稿だった。
【親友に子どもが生まれた!おめでとう~女の子、4.2 キロだよ。こっちまで嬉しくなっちゃうなあ】
写真をタップすると、映っていたのは恋人の颯哉と見知らぬ女性。彼女の名前は、どうやらは神崎陽菜(かんざき ひな)っていうみたいだ。二人の間には、赤ん坊が抱かれていた。
頭の中が一瞬で真っ白になった。
玲子の他の投稿も次々と開いてみると、そこには颯哉とその女の日常だ。出会いから恋愛、結婚、出産……6年前から今日に至るまで、一つも欠けることなく記録されていた。
結婚式の集合写真には、私の一番親しい友人たちの顔まで写っていた。
心が、すっと冷えていく。そうか、皆がずっと知っていたのだ。
まる6年間も知らなかったのは、私だけだった。
※作品紹介ではなく、第1話の書き出しをそのまま掲載しています。第1話の続きを読む
目次試し読み3話
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