
クズ夫との決別、新しい人生へ
| 言語 | 日本語 |
|---|---|
| 試し読み | 第1〜3話(当サイト) |
| 掲載日 | |
| 読み方 | 横書き・縦書きを切り替え可 |
『クズ夫との決別、新しい人生へ』は日本語の小説です。当サイトで第1〜3話を試し読みできます。
冒頭試し読み第1話より・約470字
結衣が学校で足首を捻挫した日の夜。真夜中に宗介のスマートフォンが鳴った。電話の向こうでは桜井玲奈(さくらい れな)が泣きじゃくっていた。
娘の凛(りん)が悪夢にうなされ、お父さんが欲しいと泣き叫んでやまないらしい。宗介は一言も残さず家を出て行った。私は結衣の赤く腫れた足首に氷嚢を当てながら、「宗介おじさんに、さよならって言うのよ」と耳元で囁いた。
宗介は結衣の運動会に参加すると約束していた。しかし、またしても玲奈から電話がかかってきた。凛には二人三脚を一緒に走る父親がいないのだと、彼女はむせび泣いていた。宗介は少しの躊躇もなく、私たちを残して立ち去った。
私は結衣に自分のスマートフォンを持たせ、担任の先生にこう伝えるよう促した。「宗介おじさんは来られなくなった、って」
その度に、結衣は戸惑いを見せた。なぜ母親がこんなことをさせるのか、幼い彼女には理解できなかったのだ。
しかしある日、宗介はようやく自分がどれほど私たちを蔑ろにしてきたかに気がついた。結衣のピアノの発表会の日、彼は仕事をすべて投げ打ち、今度こそ絶対に欠席しないと誓ったのだ。
※作品紹介ではなく、第1話の書き出しをそのまま掲載しています。第1話の続きを読む
目次試し読み3話
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