
ただ家を彼に名義変更しただけで、離婚までしなきゃいけないの?
| 言語 | 日本語 |
|---|---|
| 試し読み | 第1〜3話(当サイト) |
| 掲載日 | |
| 読み方 | 横書き・縦書きを切り替え可 |
『ただ家を彼に名義変更しただけで、離婚までしなきゃいけないの?』は日本語の小説です。当サイトで第1〜3話を試し読みできます。
冒頭試し読み第1話より・約510字
結婚して五年、妻の幼馴染がインスタに不動産登記簿を投稿し、こう書いていた。
「社長お姉さんがこれを僕の名義にしてくれたことに感謝」
僕は驚いてその登記簿に書かれた家の住所を見つめ、コメントで「?」と書いた。
すると、すぐに妻の斎藤佐羽からの叱責の電話がかかってきた。
「彼はシングルファーザーで、とても可哀想なのよ。私はただ、彼の娘が将来学校に通いやすいように、家の名義を変更しただけで、私たちの生活には影響ないでしょう?」
「どうしてそんなに冷たいの?少しは同情心を持ってよ」
電話の向こうから幼馴染の悲しげな声が聞こえてきた。
それから30分後、幼馴染は再びインスタに投稿し、僕をタグ付けして見せつけてきた。
今度は2000万のベンツの写真だった。
「全額で購入したよ。女性は愛する人にお金を使う」
僕はこれが妻が幼馴染を宥めるために買ったプレゼントだとわかった。
でも、今回は僕は離婚を決意した。
斎藤佐羽が帰ってきたとき、僕はバースデーケーキを食べながらスニチニブを飲み込んだ。
これは胃の悪性腫瘍を切除した後に飲む薬だ。
今日は僕の誕生日で、あらかじめケーキを買って、佐羽の帰りを待ちながら、彼女が出張中に手術を受けたことを伝えたかった。
※作品紹介ではなく、第1話の書き出しをそのまま掲載しています。第1話の続きを読む
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