
あいにく春はもう終わっていた
| 言語 | 日本語 |
|---|---|
| 試し読み | 第1〜3話(当サイト) |
| 掲載日 | |
| 読み方 | 横書き・縦書きを切り替え可 |
『あいにく春はもう終わっていた』は日本語の小説です。当サイトで第1〜3話を試し読みできます。
冒頭試し読み第1話より・約456字
「ミス・ワールド」の応募締め切りの最後の瞬間に、私はやっと決心して送信ボタンを押した。
10分前、私は日向南人(ひなた みなと)の肩にもたれかかって結婚写真を選んでいた。
私は胸を弾ませながら、これがどうかと彼に写真を差し出した。
しかし、彼は突然、私を強く押しのけると、背筋をぴんと伸ばし、スマホから目を離さなかった。
「心音……自殺する」
私が反応する間もなく、南人は慌てて病院へ向かった。
自分の伸ばした手を見て、私は突然、この数年一緒にいても全然意味がなかったと思った。
3年前、木村心音(きむら ここね)の兄は南人をかばって刺され、命を落とした。
それ以来、彼女は私たちが一緒になるのを阻止するため、ありとあらゆる口実を繰り出してきた。
これが、666番目の口実だ。
「ミス・ワールド」の応募締め切りの最後の瞬間に、安井夏美(やすい なつみ)はやっと決心して送信ボタンを押した。
10分前、彼女は日向南人(ひなた みなと)の肩にもたれかかって結婚写真を選んでいた。
彼女は胸を弾ませながら、これがどうかと彼に写真を差し出した。
※作品紹介ではなく、第1話の書き出しをそのまま掲載しています。第1話の続きを読む
目次試し読み3話
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