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99回目の失望――もう愛なんていらない

言語日本語
試し読み第1〜3話(当サイト)
掲載日
読み方横書き・縦書きを切り替え可

『99回目の失望――もう愛なんていらない』は日本語の小説です。当サイトで第1〜3話を試し読みできます。

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冒頭試し読み第1話より・約425字

私の名は桐原司紗(きりはら つかさ)。結婚式の当日、妹の桐原瑠月(きりはら りづき)が一時帰国した。

私の両親、兄の桐原遼(きりはら りょう)、そして婚約者の橘川悠真(きっかわ ゆうま)は、皆私を置いて、瑠月を迎えに空港へ向かった。

瑠月が大勢に愛されていることを自慢げにSNSで投稿する中、私は何度も電話をかけたが、冷たく切られるばかりだった。

唯一電話に出た悠真は、「わがままを言うな。式はまた挙げられる」とだけ言った。

彼らは、私が最も楽しみにしていた結婚式で、私を笑い者にしてしまった。周囲から指さされ、嘲笑の的にされた。

私は冷静に一人で全てを片付け、日記に新たな数字を記した――99。

これで99回目の失望。もう彼らの愛など期待するまい。

留学の申請書を書き上げ、荷物をまとめた。

皆は私が大人しくなったと思っているだろうが、実は去る準備をしているのだ。

私の名は桐原司紗(きりはら つかさ)。結婚式の当日、妹の桐原瑠月(きりはら りづき)が一時帰国した。

※作品紹介ではなく、第1話の書き出しをそのまま掲載しています。第1話の続きを読む

目次試し読み3話

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