
花に抱かれる彼、記憶に沈む私
| 言語 | 日本語 |
|---|---|
| 試し読み | 第1〜3話(当サイト) |
| 掲載日 | |
| 読み方 | 横書き・縦書きを切り替え可 |
『花に抱かれる彼、記憶に沈む私』は日本語の小説です。当サイトで第1〜3話を試し読みできます。
冒頭試し読み第1話より・約557字
ネットの掲示板で、ある匿名の質問が流れてきた。
【事業が軌道に乗ったら、まず貧乏な恋人を捨てる。それって、本当に正しいの?】
たくさんの「いいね」がついたコメントには、こう書いてあった。
【当たり前じゃん!自分が一番大事に決まってるでしょ?
体しか能がない安っぽい女を捨てて、金持ちのお嬢様を捕まえれば、一気に上流階級の仲間入り。それで人生の勝ち組になれるんだから】
でも、コメント欄では【クズ男】って叩かれてもいた。
【はいはい、どうも。私がその、事業が成功した男に選ばれた『お嬢様』だよ】
コメントを投稿した人は詳細に説明した。
【あの男は私にアプローチしてきた時、ぜんぶ正直に話してくれたんだ。元カノとは5年間もボロアパートで同棲してたんだって。でも、起業が成功したとたん、その週のうちに別れたらしい。
それに、彼の元カノがどれだけバカだったか、みんな知ってる?
あの女のせいで彼の会社、マジでヤバいことになりかけたんだよ。ネットでめちゃくちゃ叩かれて、業界からも干されて、もう人生オワコンでしょ。あ、そういえば、確か彼女のお父さんも心労で倒れたとか。治療費だけでも、すごい借金抱えてるらしい】
彼女は、こう締めくくった。
【だから、愛情みたいな安っぽいものだけじゃ、ダメなんだって。いざという時に、なーんの役にも立たないんだから】
※作品紹介ではなく、第1話の書き出しをそのまま掲載しています。第1話の続きを読む
目次試し読み3話
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