
私を火の中に置き去りにして、親子は狂った
| 言語 | 日本語 |
|---|---|
| 試し読み | 第1〜3話(当サイト) |
| 掲載日 | |
| 読み方 | 横書き・縦書きを切り替え可 |
『私を火の中に置き去りにして、親子は狂った』は日本語の小説です。当サイトで第1〜3話を試し読みできます。
冒頭試し読み第1話より・約447字
息子の誕生日に、旦那は自分の好きな女を家に呼んで、息子を迎えに来させた。
私はどうしても息子を行かせたくなくて、揉めてるうちに廊下で火事が起きた。
落ちてきた瓦礫で頭を打って血だらけになったけど、息子は私が守って無傷だった。
でも、消防士の旦那が救助に来たとき、彼は唯一の防毒マスクをその女に渡した。
「綾乃おばさんは体が弱いから、パパ、先に彼女を助けてあげて。ママは他の人が助けに来るまで待ってて!」
私は彼らが去っていくのを見て、苦笑いを浮かべた。
みんな忘れてるみたい、私が重度の喘息持ちだってこと。防毒マスクがなければ、私は死んじゃうのに。
炎の中、旦那が別の女を抱えて慌てて外に走っていくのをただ見ていた。
私が命がけで産んだ息子は、その女のそばで彼女を気遣って、落ちないように手で支えていた。
最初から最後まで、彼らは一度も私を振り返らなかった。
本当に胸が苦しかった。私は彼らの家族なのに、命の危機で、彼らは迷わず私を見捨てた。
30分前、佐藤綾乃が家にやってきて、息子を誕生日に連れ出したいと言った。
※作品紹介ではなく、第1話の書き出しをそのまま掲載しています。第1話の続きを読む
目次試し読み3話
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