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私を捨てた夫が恋したのは、20歳の私でした

言語日本語
試し読み第1〜3話(当サイト)
掲載日
読み方横書き・縦書きを切り替え可

『私を捨てた夫が恋したのは、20歳の私でした』は日本語の小説です。当サイトで第1〜3話を試し読みできます。

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冒頭試し読み第1話より・約561字

38歳の誕生日に、私、柏木美緒(かしわぎ みお)は夫から離婚を切り出された。

夫の柏木修平(かしわぎ しゅうへい)は40歳を目前にして、また本気の恋をしたらしい。

「美咲はまだ20歳で、素直で優しいんだ。お前みたいな、年を取ったつまらない女とは違う」

鏡の中の私は、すっかり生気をなくしていた。その姿を見つめ、私はうなずいた。

これで、最近の修平の変わりようにも納得がいった。

彼は急に身なりを気にし始めた。

出かける前には必ず香水をつけ、毎日花束を買っていた。

どんなに忙しくても、仕事が終わったら真っ先にジムへ向かった。

離婚を切り出したあと、修平は私に尋ねた。

「美緒、7年も専業主婦をしてきたお前が、俺と離婚しても平気なのか?あとになって別れたくないなんて言って、すがりついてくるなよ」

私は笑った。

「そんなことしないよ」

だって、夫が恋に落ちた彼女は、20歳の私だから。

私の38歳の誕生日は、13回目の結婚記念日でもあった。

朝早く、10歳の息子、柏木悠斗(かしわぎ ゆうと)を算数のコンテストへ送り出したあと、修平が上の階から下りてきた。

今日も新しいネクタイを締め、珍しくタイピンまでつけている。

子熊がにっこり笑う、かわいらしいデザインだった。ひと目で、若い女の子が選んだものだと思った。

修平は、リビングにいた私へ冷めた視線を向けた。

※作品紹介ではなく、第1話の書き出しをそのまま掲載しています。第1話の続きを読む

目次試し読み3話

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