
父に選ばれなかった娘
| 言語 | 日本語 |
|---|---|
| 試し読み | 第1〜3話(当サイト) |
| 掲載日 | |
| 読み方 | 横書き・縦書きを切り替え可 |
『父に選ばれなかった娘』は日本語の小説です。当サイトで第1〜3話を試し読みできます。
冒頭試し読み第1話より・約351字
七歳の時、ピアニストだった母が癌で亡くなった。最期に彼女は私の手を握りしめて言った。
「美南、ママと同じようにピアノが大好き。大きくなったら、最高の舞台に立って、ママに演奏を聴かせてね」
それ以来、ウィーンの舞台に立ってピアノを弾くことが、私の人生そのものの夢になった。
だから七歳から、私は昼夜を問わず練習に打ち込み、毎日六時間以上ピアノを弾き、指も手首も傷だらけだった。
そしてついに二十一歳の時、私は頭角を現し、国内屈指のオーケストラのオーディションの機会を得た。
もし合格すれば、翌週にはウィーンでのニューイヤーコンサートに参加できるはずだった。
しかしその時、父が田舎から、私よりたった半年しか年下の妹を連れて帰ってきた。
父は彼女を実の娘のように可愛がり、私のピアノ室は彼女のダンススタジオに改装された。
※作品紹介ではなく、第1話の書き出しをそのまま掲載しています。第1話の続きを読む
目次試し読み3話
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