
愛の終わりは空虚だった
| 言語 | 日本語 |
|---|---|
| 試し読み | 第1〜3話(当サイト) |
| 掲載日 | |
| 読み方 | 横書き・縦書きを切り替え可 |
『愛の終わりは空虚だった』は日本語の小説です。当サイトで第1〜3話を試し読みできます。
冒頭試し読み第1話より・約504字
翔悟の叔母が帰ってくる前夜、彼はこれまでになく静野をホテルへ連れて行った。
その夜、彼は彼女を極限の眩惑の中へと追い込み、完全に我を失わせてしまった。
それは、翔悟にとってほとんど前例のないほどの激しさだった。
「翔悟、どうしたの......今夜、すごく激しい......」
終わった瞬間、静野は視線を上げる力すら残っていなかった。
「別に。休んでろ、一服してくる」
彼は椅子に掛けてあった上着を無造作に手に取り、バルコニーへ出て煙草に火をつけた。
その物寂しい背中を見つめながら、静野は思わず抱きしめに行きたくなる。
だが近づこうとしたその時、彼がビデオ通話をかけているのが目に入った。
――その一本の電話で、彼女は気づいてしまう。
彼がずっと愛していたのは、自分より10歳も年上のあの女性だったのだと。
そして、この数年、自分は彼にとってただの「慣れるための道具」に過ぎなかったのだと。
結城翔悟(ゆうき しょうご)の叔母が帰ってくる前夜、彼はこれまでになく砂川静野(すながわ しずの)をラブホテルへ連れて行った。
その夜、二人はあらゆる体位や道具を試し尽くした。
最後の一度、静野の指先は男の引き締まった背中に深く食い込んでいた。
※作品紹介ではなく、第1話の書き出しをそのまま掲載しています。第1話の続きを読む
目次試し読み3話
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