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幾千の波を越えて、私の人生はまだ遅くない

言語日本語
試し読み第1〜3話(当サイト)
掲載日
読み方横書き・縦書きを切り替え可

『幾千の波を越えて、私の人生はまだ遅くない』は日本語の小説です。当サイトで第1〜3話を試し読みできます。

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冒頭試し読み第1話より・約513字

親友の吉田真央(よしだ まお)が出産を終え、私、藤原咲希(ふじわら さき)は赤ちゃんを抱いてあやしていた。

「いい子ね。私は第二のママ、この人は第二のパパよ」

傍らに立っていた瀧川侑斗(たきがわ ゆうと)が、ふいに口を開いた。

「第二のパパじゃない。実の父親だ」

聞き間違いかと思った。

まさかと思ったが、彼は気だるげに口元をわずかにゆがめ、もう一度言った。

「その子は俺の子だ。

お前の親父さんが死んだあの日、俺は真央と一晩中やった。コンドームも一箱まるごと使った」

私はその場で凍りついた。喉の奥が詰まったようで、どうしても声が出なかった。

どれほど経ってからか、ようやく一言を絞り出した。

「でも……私たち、昨日やっと入籍したばかりでしょう」

侑斗は笑って私を抱き寄せ、優しくあやすように言った。

「安心しろよ。俺とあいつは、せいぜいセフレみたいなもんだ。結婚する気があるなら、とっくにしてる」

そう言って、彼は少し間を置いた。

意地の悪い調子で続けた。

「真央、まだお前に隠してたのか?俺たち、付き合ってたんだ。俺はあいつの初めての男だった」

親友の吉田真央(よしだ まお)が出産を終え、私、藤原咲希(ふじわら さき)は赤ちゃんを抱いてあやしていた。

※作品紹介ではなく、第1話の書き出しをそのまま掲載しています。第1話の続きを読む

目次試し読み3話

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