
地震の夜、救助隊長の夫は初恋を救った
| 言語 | 日本語 |
|---|---|
| 試し読み | 第1〜3話(当サイト) |
| 掲載日 | |
| 読み方 | 横書き・縦書きを切り替え可 |
『地震の夜、救助隊長の夫は初恋を救った』は日本語の小説です。当サイトで第1〜3話を試し読みできます。
冒頭試し読み第1話より・約472字
父は災害対策本部のテントの外に立っていた。腰を深く折り、ためらうように何度か足を運んでから、ようやくぎこちない笑みを浮かべ、恐る恐る口を開いた。
「原田隊長にお会いできませんか。私は彼の義父ですが、娘がけがをしています。どこかで手当してもらえないでしょうか」
入口にいた隊員は眉をひそめたが、すぐ中へ取り次ぎに入った。
しばらくして、夫の原田怜司(はらだ れいじ)がスマホを手にしたまま本部テントから出てきた。
怜司は父には目も向けず、入口に立っていた隊員へ淡々と言った。
「けが人は他にも大勢いる。誰だって手当を待ってるんだぞ。80歳のお年寄りも、3歳の子もいる。みんな大変な状況だ。救助隊には救助隊の規則がある。身内だからといって特別扱いはできない」
それは隊員への指示だったが、明らかに父に聞かせるための言葉だった。
父の顔に貼りついていた愛想の笑みが、ぎこちなく固まった。どうしていいかわからないように、腕の中で痛みに冷や汗を浮かべている妹へ目を落とす。喉仏が上下し、言いかけた言葉をのみ込んだ。
父は何度も頭を下げ、蘭を背負ったまま脇へ数歩下がった。
※作品紹介ではなく、第1話の書き出しをそのまま掲載しています。第1話の続きを読む
目次試し読み3話
□の付いた第1〜3話はこのサイトで読めます。鍵の付いた第4話からは公式アプリでの配信です。章をタップすると、アプリでの続きの読み方をご案内します。
- 第1話試し読み
- 第2話試し読み
- 第3話試し読み
- 第4話アプリで読む
- 第5話アプリで読む
- 第6話アプリで読む
- 第7話アプリで読む
- 第8話アプリで読む
- 第9話アプリで読む
- 第10話アプリで読む
- 第11話アプリで読む
- 第12話アプリで読む
- 第13話アプリで読む
- 第14話アプリで読む
- 第15話アプリで読む
- 第16話から先は公式アプリで読めます。章の一覧もアプリ内でご確認ください。
関連作品
よくある質問
- 『地震の夜、救助隊長の夫は初恋を救った』は何話まで試し読みできますか?
- 当サイトでは第1話から第3話まで、全3話を試し読みできます。横書き・縦書きを切り替えて読めます。
- 第4話以降はどこで読めますか?
- 第4話からは公式アプリでお読みください。アプリをインストールしてアプリ用コード「R93734」を入力すると、この作品がそのまま開きます。
- 『地震の夜、救助隊長の夫は初恋を救った』は日本語ですか?
- はい。当サイトに掲載している作品情報と試し読みの3話は日本語版です。
- 試し読みは縦書きでも読めますか?
- はい。章ページ右上の「設定」から縦書き・横書きを切り替えられます。文字サイズ、行間、明朝・ゴシック、背景の色(和紙・夜・目にやさしい)も選べ、設定はこの端末に保存されます。
当サイトに掲載しているのは、試し読みの章と作品情報だけです。作品の全文は公式アプリでお楽しみください。







