
国境なき医師の私、この手でクズ夫を切り捨てる
| 言語 | 日本語 |
|---|---|
| 試し読み | 第1〜3話(当サイト) |
| 掲載日 | |
| 読み方 | 横書き・縦書きを切り替え可 |
『国境なき医師の私、この手でクズ夫を切り捨てる』は日本語の小説です。当サイトで第1〜3話を試し読みできます。
冒頭試し読み第1話より・約483字
体がすっかり冷えてしまい、お腹の張りはどんどん間隔を縮め、波のように押し寄せてきた。
そんなとき、幸平からボイスメッセージが届いた。
再生すると、彼の声に他の女の笑い声が重なって聞こえる。
「ごめん、今日ちょっと遅くなる。祐希がさ、一度も夜景を見たことないって言うから」
病院に運ばれる直前、私はスマホを覗いた。彼のSNSが、たったいま更新されている。
窓辺に立つ渡部祐希(わたべ ゆき)、その背後には、街の華やかな夜景が広がっていた。
キャプションには、こうある。
【彼女と世界を見る】
そのとき、私は病院で手術を待っていた。
手術の同意書には、夫の署名が必要なのに、その欄は空っぽだった。
午前三時、彼は別の女のベッドで目を覚まし、私に十万円を振り込んできた。
そして、メッセージが届いた。
【お疲れさま】
私はそのお金をすぐに送り返すと、私は決意を固めた。
何があっても、彼のそばから離れようと。
結婚三周年の記念日、妊娠九ヶ月の私は、寒い夜に、中沢幸平(なかざわ こうへい)の家から何時間も閉め出された。
体がすっかり冷えてしまい、お腹の張りはどんどん間隔を縮め、波のように押し寄せてきた。
※作品紹介ではなく、第1話の書き出しをそのまま掲載しています。第1話の続きを読む
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