
医者の夫に傷ついた心、時が癒やすまで
| 言語 | 日本語 |
|---|---|
| 試し読み | 第1〜3話(当サイト) |
| 掲載日 | |
| 読み方 | 横書き・縦書きを切り替え可 |
『医者の夫に傷ついた心、時が癒やすまで』は日本語の小説です。当サイトで第1〜3話を試し読みできます。
冒頭試し読み第1話より・約525字
そのせいで流産した私は、夫に助けを求めて電話をしたが、彼は苛立たしげに私の言葉を遮った。
「何度も言わせるな。俺は医者だ。人を救うことは何よりも優先される。お前とバレンタインを過ごす時間なんてないんだ。
用があるなら帰ってからにしろ。もう二度と邪魔をするな!」
直後、夫の後輩がSNSに投稿した写真を目にした。
そこには、ムード満点の照明の下で、男の腹筋に触れる彼女の手が写っていた。
【今夜はたっぷり試させてもらったけど、やっぱり彼、すごかった……うふふ〜】
私は静かに「いいね」を押し、こうコメントした。
【こんなにいい男を捕まえられるなんて、羨ましい~】
私の名前は千早美咲(ちはや みさき)。
女性の後輩とバレンタインを過ごそうと急いでいた医者の夫・小久保昭雄(おくぼ あきお)は、不注意にも下剤をビタミン剤と勘違いして私に飲ませてしまった。
そのせいで私は流産してしまった。
ソウハ手術の麻酔が切れると、体に激痛が走った。だが、それは心を引き裂かれるような痛みには到底及ばない。
結婚して三年間、私と昭雄はずっと子供を望んでいたが、なかなか授からなかった。
今月初めにようやく妊娠が発覚し、私はすぐに上司に掛け合って、仕事量を減らし、食事や生活習慣を整えてきたのだ。
※作品紹介ではなく、第1話の書き出しをそのまま掲載しています。第1話の続きを読む
目次試し読み3話
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