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医務室の先生は、嘘みたいに甘すぎる第2話

この話は約2214字。当サイトで読める2話の試し読みのうち、最後の話です。続きの第3話からは公式アプリで読めます。

「痛かったですか?」

「いえ、私が......その......敏感すぎるだけで......」

私は慌てて首を振り、勘違いされないように必死で説明した。顔が熱くなるのを感じながら、もう一度目を閉じるしかない。楓真にすべてを任せるしかなかった。

しかし、次第に空気が何だかおかしな方向に変わっていった。

自分の体なのに、まるで知らないものに思える。

彼がようやく手を離し立ち上がったときーーなぜか言葉にできない虚しさが胸の奥に広がった。

楓真は工具を片付け、真剣な表情で告げる。

「今の段階では原因を断定できません。ただ、このまま放置するともっと悪化する可能性があります。なので、適切に流れを良くしないといけません」

その言葉は、私がネットで調べた情報とだいたい一致していた。

でも、具体的に「流れを良くする」ってどうやるの?

その答えを聞こうとした瞬間―ドアが激しくノックされる音が聞こえた。

私は驚いて、とっさに服を引き寄せる。

どうやら誰かが何かを借りに来たらしい。

私は息を潜めた。

誰かに見られたら―この状態を知られたら―恥ずかしくて消えたくなるに違いない。

慌てて服を整えたものの、楓真が触れた後の胸元は濡れてしまい、引っ張り上げた服にも痕がにじんでしまっていた。

すぐに楓真が鍵をかけ、カーテンをもう一度引いた。

「どうしました?」

彼が私の顔を見て、不安げに声をかける。

その整った顔立ちにまた顔が熱くなりながら、私は口を開いた。

「先生、少しだけ......外していただけますか?搾らないと、このまま軍事訓練に戻るのは......」

私は恥ずかしさで言葉を詰まらせつつ、なんとか説明した。

楓真はしばらく私の様子を見て、それから小さく頷いた。

彼がカーテンを閉めたのを確認して、私はどうにかしようと手を動かす。

......でも、どうすればいいのかわからない。

シャワーを浴びてそのままここに来たから、準備なんて全然していない。

それに、この部屋には何もない。搾ったものを入れる容器すらないし、新品のベッドを汚してしまうわけにもいかない。

「先......先生、使い捨ての紙コップか何かありませんか?」

試すように、恐る恐る楓真にお願いしてみた。

すぐに彼の手がカーテンの向こうから差し出され、紙コップを渡してくれた。

だけど、手の方向感覚がずれていたのか、彼の指先がそのまま私の肌に触れてしまう―完全に無防備な部分に。

「っ......あ!」

思わず声が漏れてしまった。予期せぬ接触に驚いた私の体が反応して、白い液体が溢れ出し、そのまま彼の手に落ちた。

その瞬間、空気が凍りついたように静まり返る。

音が静寂に倍増されて、私は自分の声すら反響している気がした。

そして、ほんのかすかに聞こえてくる楓真の重い息遣い。

私の胸の鼓動と一緒に、部屋中に響き渡るような気がして―

気まずさをどうにかしようと、私は紙コップを握り、体を前かがみにして搾ろうとした。

だけど力加減を間違えてしまい、思わず鋭い痛みに息を呑む。

その音が聞こえたのか、カーテン越しに楓真が口を開いた。

「これまでに、分泌物の検査をしたことはありますか?」

突然の質問に、私は戸惑いながら答えた。

「いえ......ありません」

「おそらくプロラクチンが過剰に分泌されているせいで、溢乳がひどくなっている可能性があります。このまま適切に処置しないと、将来的に無月経や不妊につながることも考えられます」

「そ、そんなに深刻なんですか......?」

その言葉を聞いて、私は驚きに声を上げた。

これまでの私はただ、こんな状態が恥ずかしいと思って誰にも相談できず、検査を受ける勇気もなかった。

ただひたすら、「そのうち治る」と願っていただけだった。

もし軍事訓練の辛さがなかったら、ここに来ることもなかったかもしれない。

だけど楓真の真剣な説明を聞いて、急に不安が押し寄せてきた。

そんな私の考えがまとまらないうちに、突然カーテンが開いた。

「一つ、試したい方法があります」

彼は私の目を見ながら静かにそう告げ、視線を少し下げると、柔らかい声で続けた。

「昼休みももう終わりそうです。服を脱いだ方が処置がしやすい」

その言葉に驚いて体が固まったけど、迷っている時間はない。

意を決して、ベッドに横たわり、腰を少し浮かせてTシャツと下着を一緒に脱ぐ準備をした。

服を頭の上まで引き上げたその瞬間―視界が暗くなった。

「このままでいいです」

突然、楓真の手が私の動きを止めた。そして、予想もしなかった言葉が耳に届いた。

「僕が吸い出します」

「えっ―」

言葉を発する間もなく、彼はもう片方の手で私の腰を掴み、体をしっかり固定する。

次の瞬間、彼が私の胸元に顔を埋めた。

濡れた温かい感触が私の肌に触れる。

初めて味わうその感覚に、体が勝手に震え、喉の奥から抑えきれない声が漏れる。

「......っ!」

楓真は軽く私の体を撫でるようにしながら、落ち着かせるような動きを見せた。

けれど、私の頭はぐるぐるして、体はどんどんおかしくなっていく。

自分でも抑えきれない何かが湧き上がってきそうな感覚―それが全身を支配していた。

張り詰めた痛みが解放された瞬間、私は思わず首を仰け反らせ、さらに彼の方へ身を寄せてしまった。

その動きに気づいたのか、楓真の手がそっと私の背中に回り、次に―腰のあたりに触れた。

その指が、下着の中に差し込まれていくのを感じながら、私はただ、体の震えに耐えることしかできなかった。

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