
あなたたちのゲームから降りた日
| 言語 | 日本語 |
|---|---|
| 試し読み | 第1〜3話(当サイト) |
| 掲載日 | |
| 読み方 | 横書き・縦書きを切り替え可 |
『あなたたちのゲームから降りた日』は日本語の小説です。当サイトで第1〜3話を試し読みできます。
冒頭試し読み第1話より・約452字
私の番が回ってくると、つい最近、名家の実の娘だと判明して家に戻ってきた雨宮雛乃(あまみや ひなの)が、みんなに「第一志望を公開する勇気はある?」と持ちかけた。
四人が順番に見せた志望校は、全員そろって北嶺大学だった。
榎本朔臣(えのもと さくおみ)は志望校を書いた用紙を私の前に押し出すと、笑いながら、全国でもトップクラスだった私の模試の成績を指先で軽く叩いた。「首都圏の最難関大に受かっても蹴って、俺たちと一緒に北嶺へ行けるか?あとから心変わりしたやつは負け犬な」
その夜、私は彼らが見ている前で、国立先端エネルギー研究機構の特別研究員選抜に伴う早期受入同意書に署名した。
そして朔臣も、みんなに囃し立てられるなか、私の告白を受け入れてくれた。
ところが後日、選考結果が届いた頃、私は四人に会おうと、彼らが集まっている家を訪ね、リビングのプロジェクターがつけっぱなしになっていることに気づいた。
スクリーンに映し出されていたのは、私の知らない「雛乃を守る会」というグループチャットだった。
【透花、もうサインした?】
※作品紹介ではなく、第1話の書き出しをそのまま掲載しています。第1話の続きを読む
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