闇に紛れる見知らぬ顔第3話
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目隠しをされたまま部屋を出され、足元には重い鎖の代わりに鉄の足枷がついていた。
少しずつ光が暗くなり、腐敗した臭いと血の匂いがまるで洪水のように鼻に押し寄せてきた。
何度も曲がりくねって進んだ先で、ようやく金の縁取りが施された大きな扉の前で立ち止まると、目隠しが外された。
男は私の首にかけていたアサ縄を引っ張り、まるで犬のように私を引きずっていった。そこは大きな劇場だった。
舞台の上では役者たちが楽しげに笑い、観客席には誰もいない。
舞台中央にはガラスの水槽があり、その中には白いドレスを着た巻き毛の人形が置かれていた。
「海斗さん」ウェイターが男に挨拶し、私をちらちらと見ていた。
男の名前は海斗さんだ。
海斗はシャンパンを口にしながら、軽く言った。「彼女に手を出さないように。自分の仕事に集中しろ」
ウェイターは少し顔をしかめ、視線をそらしながら耳打ちを始めた。私はそれを黙って聞いていた。
その言葉は、どこか外国語ではなく、むしろ彼らが作り上げた独自の言語のように感じられた。
「シュッ」と音を立てて赤いカーテンが開き、舞台を照らすライトが色とりどりに輝き、ガラスが一層輝きを増した。
人形はまるで操り人形のように動き、役者たちがそれぞれの役割を果たしながら、人形と共に舞台の上で踊っていた。
その役者たちは皆、どこかの獣の皮を使ったマントを身にまとっており、毛の色は鮮やかで滑らかで、明らかに高級な皮だった。
海斗は椅子に座り、腕を組んで舞台を見ながら口笛を吹いた。
舞台の雰囲気が一変し、ライトの色調が統一され、背景音楽が激しく鳴り響くと、私の心臓はその鼓動に合わせてドキドキと速くなった。
役者たちの足音が整然と速くなり、突然音楽が止まり、ライトが一束の赤い光となって舞台中央に集中した。
ガラスの水槽から人形が取り出され、役者たちは片膝をつき、頭を下げて誰かを迎えていた。
床が上昇し、王冠をかぶり、杖を握った人物が現れた。
その人物は人形の手を取り、妖艶で魅力的なダンスを踊り始めた。
跳び、回り、旋回しながら、私はその人物の背後に背負っている人の皮を見た。血にまみれたその皮は、海斗のものよりもずっと鮮明だった。
恐ろしいことに、その人物が舞台から降りる瞬間、私と人形の目が合った。その人形の顔は、街角で乞食をしていた小さな女の子だった。
人形は綿で作られているのではなく、実際に命を持っていた人の皮で作られていた。海斗たちが無惨に殺し、作り上げたものだった。
私は座っていられず、震える足で立ち上がろうとしたが、全身が力を抜かれ、思うように動けない。
ここは一体どこなのか?なぜ、彼らは誰もが「人」から何かを奪い取ろうとするのか?
役者たちが舞台を降り、木の板がドスンと落ち、その上に「スペードのエースクラブ」と彫られていた。
海斗は私を見ながら、半分顔を隠して言った。「どうだ、楽しめたか?」
私は恐怖の中で必死に冷静さを取り戻しながら言った。「さっき、仲間に会わせてくれると言ってたけど、死んだ仲間か、生きている仲間か、どっちのこと?」
「ははは、面白いな。お前、たぶん『いつ私の皮を剥ぐんだ』って聞くと思ってたけどな」海斗は立ち上がり、背伸びをしながら体をほぐした。
私は無意識に後ろに退き、警戒しながら彼を見つめた。その言葉で、すべてが分かった。
皮を剥ぐのは時間の問題だ。
海斗は首や手首を「カクカク」と鳴らしながら言った。「みんな、同じだ」
「同じ?命を生きるだけの価値がないのか、それとも命をもてあそぶのか?」
私の頭がぐるぐると回り、思考が膨らむ。何も理解できないまま、ただその場に立ち尽くすだけだった。
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