
運命の赤い糸、光のように消えた
| 言語 | 日本語 |
|---|---|
| 試し読み | 第1〜3話(当サイト) |
| 掲載日 | |
| 読み方 | 横書き・縦書きを切り替え可 |
『運命の赤い糸、光のように消えた』は日本語の小説です。当サイトで第1〜3話を試し読みできます。
冒頭試し読み第1話より・約382字
「健太、お腹の子の父親を変えたいの。この子の父親になってくれる?」
電話の向こうから聞こえてきた軽い口調は、一瞬にして真剣なものへと変わった。
「菖蒲、そんな冗談はやめてくれ。本気にしちまうぞ。
十年間、君を待ち続けてきたんだから……」
佐藤菖蒲(さとう あやめ)はこみ上げる感情を必死に抑え、固い決意を込めて言った。
「本気よ。一週間で全てを片付けて、あなたのところへ行くわ」
電話を切ると、すぐに斎藤健太(さいとう けんた)からメッセージが届いた。
【N市で一番の産後ケアセンターを予約しておいた。君と赤ちゃんが来るのを待ってる】
菖蒲は思わず笑みがこぼれ、視線は遠くの一点に注がれていた。
夫の藤原蓮司(ふじわら れんじ)は、初恋の相手である岡本渚(おかもと なぎさ)を壁際に追い詰めていた。
「金が欲しいんだろ?俺のそばにいて罪を償え。毎月2000万円やる。それで十分だろ?」
※作品紹介ではなく、第1話の書き出しをそのまま掲載しています。第1話の続きを読む
目次試し読み3話
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