
結婚十周年、夫は幼なじみと手を絡める
| 言語 | 日本語 |
|---|---|
| 試し読み | 第1〜3話(当サイト) |
| 掲載日 | |
| 読み方 | 横書き・縦書きを切り替え可 |
『結婚十周年、夫は幼なじみと手を絡める』は日本語の小説です。当サイトで第1〜3話を試し読みできます。
冒頭試し読み第1話より・約312字
しかし、彼は幼なじみ――桐原月綺(きりはら つき)の「悲しいよ」というひと言だけで、丸一晩を彼女と過ごした。
月綺の投稿に映る、固く絡み合った二人の手を見ても、私はもう以前のように胸を裂かれる思いはしなかった。ただ静かに「いいね」を押しただけだった。
すると、安暉斗から電話がかかってきた。声は不機嫌そうだった。
「俺と月綺は兄妹みたいなもんだ。誤解するな」
私はかすかに笑った。
「わかってるよ。ただ、その姿勢では親しくないわ。今度は指にダイヤモンドリングでもつけて、指を絡ませてみたら?」
結婚十周年の記念日、私――春見伶伊(はるみ れい)は心を込めてごちそうをたくさん作り、夫――白鳥安暉斗(しらとり あきと)の帰りを待っていた。
※作品紹介ではなく、第1話の書き出しをそのまま掲載しています。第1話の続きを読む
目次試し読み3話
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