
結婚七周年、夫からコンドーム配達の依頼
| 言語 | 日本語 |
|---|---|
| 試し読み | 第1〜3話(当サイト) |
| 掲載日 | |
| 読み方 | 横書き・縦書きを切り替え可 |
『結婚七周年、夫からコンドーム配達の依頼』は日本語の小説です。当サイトで第1〜3話を試し読みできます。
冒頭試し読み第1話より・約463字
結婚7周年の日、私は1通のメッセージを受け取った。
「ご注文のコンドームが配達されました。料金:○○円」
私には注文した覚えがない。
でも、住所も電話番号も間違いなく私のものだった。
夫に電話をすると、彼はそっけなく言った。
「義理の妹が注文したんだよ。あいつ、恥ずかしがり屋だからさ。お前の情報を使わせてもらっただけだ。別に問題ないだろ?」
私は黙って頷いた。
コンドーム代さえ払えないなら、もう要らないだろう。
中島安彦が帰宅したとき、私はちょうどスマホで返品手続きを済ませたところだった。
彼は私を一瞥もせずにソファーに腰を下ろし、命令口調で言った。
「荷物はどこだ?菜々実に持っていってやる」
そう言って、自分の口調がおかしいと気づいたのか、慌てて説明を加えた。
「あいつ、最近恋人ができたみたいでさ。兄貴として、まずいことにならないように気をつけてやりたいんだ。
それに、お前ももう大人なんだし。事前に言わなかったからって、菜々実のことで怒ったりしないよな?」
私は黙ったまま、配送センターに返送料を支払い終えてから、やっと顔を上げて彼を見た。
※作品紹介ではなく、第1話の書き出しをそのまま掲載しています。第1話の続きを読む
目次試し読み3話
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