
最期に届いた家族の愛
| 言語 | 日本語 |
|---|---|
| 試し読み | 第1〜3話(当サイト) |
| 掲載日 | |
| 読み方 | 横書き・縦書きを切り替え可 |
『最期に届いた家族の愛』は日本語の小説です。当サイトで第1〜3話を試し読みできます。
冒頭試し読み第1話より・約351字
両親の江口誠一(えぐち せいいち)と江口美蘭(えぐち みらん)は私を救うために、拉致犯の言い分をすべて受け入れて、廃工場で自ら火を放ち、身を投じた。
二人は自分の命を差し出し、私の命をつないだ。
けれど両親が死んだあと、兄の江口真琴(えぐち まこと)は私を激しく憎み、ある夜に交通事故を起こして、二度と目が見えなくなった。
真琴を助けたくて、私――江口夕乃(えぐち ゆうの)は一日十人の男に身を任せた。
次々に現れる中年男の歪んだ趣味を飲み込み、屈辱を噛み殺しながら生き延び、ようやく兄の角膜移植の費用をかき集めた。
ところが家に戻ると、目にしたのは――すでに死んだはずの両親と、植物状態のはずの兄が、私と瓜二つの江口朔菜(えぐち さくな)の誕生日を祝っている光景だった。
ケーキを切っていた父が、ふと手を止める。
※作品紹介ではなく、第1話の書き出しをそのまま掲載しています。第1話の続きを読む
目次試し読み3話
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