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新妻が新婚初夜に姿を消し、翌日には兄の部屋で目を覚ました第2話

この話は約1342字。当サイトでは第1〜3話を試し読みできます。

実の親なのに、どうして俺に、美咲にこんなことができるんだ。

まさか子供の頃、占い師が兄貴は普通の人じゃないって言ったせいなのか?

普通の人じゃない?家が崩壊したら、どれだけ普通じゃないか分かるだろう!

嫌なことを忘れさせるために、江北を離れて、別の街に家を買った。

心配だから、毎日一緒にいて、一緒に孤児院に行って、同じ境遇の子どもたちの様子を見に行った。

俺の精一杯のケアで、美咲の閉ざされた心は、ようやくまた俺に開いてくれた。

少しずつ癒えていく傷のように、再び生きている温かさを感じ始めていた。

会社から何度も電話がかかってきた。猛が権力乱用でまた問題を起こしたらしい。

役員たちは、俺に帰ってきて尻拭いをさせようとしている。

美咲は電話を聞いて、もう大丈夫だって笑って言った。

仕事が大事だから、安心して行ってきてって。

療養院で、子どもたちと楽しそうに遊んでいる美咲を見て、本当に元気になったんだと思った。

ずっと考えて、やっと時間を作って、飛行機で江北に戻った。

ずっとビデオ通話やラインで話して、彼女が眠りにつくまで見守った。

午前2時、俺は家に着いた。

電気をつけると、カーテン越しに月の光が差し込んでた。でも、美咲の姿はどこにもない。

寝室にいない!

心臓が飛び出しそうだった。その時、浴室のドアの隙間からかすかな光が漏れていて、シャワーの音が聞こえた。

急いで駆け寄って、ドアを開けた。

美咲が背中を向けてシャワーを浴びていた。容赦なく頭から水が流れ落ちていた。

シャワーヘッドから熱い湯気が出ていて、美咲の背中が真っ赤だった。

熱いお湯を浴びて、全ての不幸や汚れを洗い流そうとしているみたいだった。

震える美咲を見て、目が血走った。

心の痛みと不安を抑えながら、爪が手に食い込んでいた。

泣きながら、震えが止まらなかった。

急いで近づいて、お湯を止めた。

できるだけ優しく「美咲、もういいかい?」と聞いた。

彼女は答えなかった。ただ体を硬直させて震えを止め、じっと立っていた。

俺を心配させないように、必死に気持ちを落ち着かせようとしているのが分かった。

俺は震える手で、そっと美咲の肩に触れて、慰めようとした。

美咲はびくっと体を震わせて、両手で顔を覆った。しばらくして、やっと振り向いた。

顔を上げて、俺に精一杯の笑顔を見せた。

その様子、そして腫れ上がった真っ赤な彼女の瞳。

俺の心は何かを引き裂かれるような、激しい痛みに突き刺された。

俺は彼女を強く抱きしめ、自分の胸に引き寄せた。

「ごめん......ただ、すごく暑くて......だから......」

俺が黙っているのを見て、彼女は焦って説明し始めた。言葉は、まとまらずに混乱していた。

慌てふためく中、彼女は思わずシャワーヘッドを開けた。

その行動で、胸が締め付けられた。

俺は彼女を強く抱きしめ、自分の胸に守りながら抱きしめた。

頭上から流れ落ちる熱いお湯が、俺の服を濡らしていく。

この瞬間、俺はただ彼女に伝えたいと思った。

何があっても、俺はずっと一緒にいるって。

シャワーの下で、言葉もなく、ただお互いの体温とお湯だけが混ざり合っていた。

しばらくして、美咲は顔を上げて、もう大丈夫って言った。

私は痛ましい気持ちで手を伸ばし、彼女の顔から涙なのか水なのかわからない液体を拭った。

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